【THE規制改革】今回のテーマは高校生の就職活動における「1人1社制」。
リクルートワークス研究所の古屋星斗さんをお招きし、問題点と改善点を議論しました。
1人1社制とは、高校生が就職活動で応募できる企業が1社に限定される制度です。戦時下から続いていて当時はとても効率的な制度だったということですが、現在では高校生の早期離職の一因にもなっています。
改革案として、デジタル化による学校の負担軽減、複数社応募の許可、企業見学やインターンシップによる職業理解の促進などを挙げ、18歳の高校生の将来を見据え、彼らの成長を助ける仕組み作りが求められるとしています。
◆出演◆
▼古屋星斗
リクルートワークス研究所 主任研究員
2011年一橋大学大学院社会学研究科 総合社会科学専攻修了。同年、経済産業省に入省。産業人材政策、法案作成、福島の復興・避難者の生活支援、政府成長戦略策定に携わる。
2017年より現職。労働市場分析、未来予測、若手育成、キャリア形成研究を専門とする。
▼中室牧子
慶應義塾大学教授
慶應義塾大学卒業後、米ニューヨーク市のコロンビア大学大学院でMPA、Ph.D.(教育経済学)を取得。日本銀行等を経て、2019年から現職。
デジタル庁シニアエキスパート(デジタルエデュケーション担当)、東京財団政策研究所研究主幹、経済産業研究所ファカルティフェローを兼任。政府のデジタル行財政改革会議、規制改革推進会議等で有識者委員を務める。日本学術会議会員(第26期)。
◆収録日◆
2025年2月5日