(ブルームバーグ):米プロフットボールNFLのサンフランシスコ・49ersが、90億ドル(約1兆3500億円)強のチーム評価額で10%の持ち分売却を検討していることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。実現すればスポーツチームの評価額として世界最大級になる可能性がある。
49ersが一部持ち分の売却先としてプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社を選ぶのか、それとも資産のある個人・一族といった投資家を選択するのかは明らかでない。情報の非公開を理由に関係者らが匿名で語った。
協議は進行中で、合意につながるかは不透明。49ersの担当者はコメントを控えた。
NFLで昨年、PE投資会社によるチームへの投資が承認されてから、PE会社に持ち分を売却する取引が相次いでいる。NFLは評価額の押し上げにつながるこうした取引に関心があるチームを後押ししてきた。売却益はチームのオーナーに流動性をもたらす上に、スタジアムの建設・改修を支え得る。
49ersのオーナー、ジョン・ヨーク氏は10年以上にわたってチームの最高経営責任者(CEO)を務め、2024年3月に自身の一族から持ち分を購入して主要オーナーとなった。当時、ヨーク氏はスポーツ専門局ESPNの取材に対し、同氏の一族が49ersの約97%を所有していると語っていた。
原題:San Francisco 49ers Weigh Stake Sale at $9 Billion Valuation (1)(抜粋)
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