長期金利が一時、1.72%まで上昇しました。高市政権による財政拡張的な政策への不安からおよそ17年半ぶりの水準となっています。

週明けの債券市場で長期金利の代表的な指標である10年物の国債の利回りは一時1.72%まで上昇しました。

政府がちかくまとめる経済対策の規模がふくらみ、財政が悪化するとの懸念から債券が売られ、およそ17年半ぶりの高い水準となりました。

物価高対策が盛り込まれる経済対策をめぐっては、きのう総理公邸で経済対策について協議した片山さつき財務大臣が"経済対策の規模は日々大きくなっている"と発言し対策の規模は17兆円を超える見通しとなっています。

長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利などに影響するほか、企業が資金を借り入れる際の利息の増加にもつながるなどの影響があります。