(ブルームバーグ):為替の変動で打撃を受けたグローバル企業が、ヘッジ戦略を見直している。
通貨取引を手がけるミレニアム・グローバル・インベストメントの一部門、ミルテックFXが1月に実施した調査によると、米国と英国の企業で財務を担当する幹部の4分の3余りがヘッジをかけない為替エクスポージャーにより昨年損失を被っていた。
このため、主要企業は通貨を売買する権利を取引するオプション取引を強化し、為替ヘッジの期間を長期化している。
ミルテックFXのエリック・ハットマン最高経営責任者(CEO)は18日の発表資料で、「想定外で急な為替レート変動のリスクは、市場の不確実性を高める」と指摘。「為替オプションの購入を増やしヘッジ期間を延ばすのが最も一般的な調整で、より多くの保険や柔軟性を企業が求めていることを示している」とコメントした。

ミルテックFXによれば、米国と英国の企業のうち3分の1近くが、ヘッジの期間を長くする予定だと回答。また約32%が為替オプションの購入を増やすとしている。
米国では2024年10-12月(第4四半期)を中心に、多国籍企業の利益がドル高で大きく損なわれた。
英企業も難しい状況に置かれた。ポンドは昨年9月に対ドルで2年ぶりの高値を付けたが、年末にかけては英国の財政支出を巡り市場の不安が高まり急落した。

原題:Wild FX Swings Force Corporate Treasurers Into Options Market(抜粋)
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