衆議院の安住予算委員長は、自民党の裏金問題をめぐり参考人として委員会への出席を求めていた安倍派の元会計責任者から「出席に向けて前向きに調整したい」との回答があったことを明らかにしました。

安倍派の元会計責任者の予算委員会への参考人招致をめぐっては、野党側の賛成多数で決定したあと、安住委員長が2回にわたり書面で出席要請をしましたが元会計責任者は出席しないと返答し、自民党側が弁護士を通じて出席するよう説得を続けてきました。

こうしたなか、安住氏はさきほど元会計責任者から「委員会の議決を重く受け止めて出席する方向で調整させていただきたい」との前向きな回答があったことを明らかにしました。

安住予算委員長
「できれば今週、来週、本予算の審議の間にこの聴取を実現したいと思っています。(元会計責任者側から)公開のあり方等についてかなり抑制的にやってほしいといろんな条件が来ているものですから、こちらとしても十分配慮をしながら対応したいと思っています」

今後、非公開でおこなうかどうかなど開催方式などについて予算委員会の筆頭理事間で協議するということです。