(ブルームバーグ):国際エネルギー機関(IEA)は13日発表した月報で、前月に続き、今年の世界的な石油余剰の見通しを引き下げた。アジアで需要が拡大しているほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの参加国に対して制裁措置が講じられていることが背景だ。
IEAは今年の供給過剰を日量45万バレルとみており、ここ2カ月で約50%下方修正した。世界の石油消費量見通しは、日量約10万バレル引き上げ、日量110万バレルとし、米国が標的にするロシアやイランを含むOPECプラスの産油量は下方修正した。
また、ロシアの今年の産油量予測について、小幅な引き下げにとどめた。西側諸国からロシアのエネルギー業界に対して全面的な制裁措置が講じられているが、ロシアは回避策で対応するとIEAはみている。
ロシアの大手石油輸出2社と、いわゆる「シャドー・フリート(影の船団)」の相当部分を対象にした米国の制裁措置は月内に本格的に開始する。IEAは月報で「利益をもたらす輸出を維持するための不正な輸送慣行や、それに伴う世界的な輸送の混乱によって、一連の取り組みが損なう可能性がある」と指摘した。
IEAによれば、ロシアの2025年の産油量は日量平均925万バレルの予想。前月の見通しからわずかに日量15万バレル引き下げられた。
原題:IEA Sees Muted Effects of New Russia Sanctions Amid Workarounds
Oil Surplus Shrinks Again on Sanctions and Demand, IEA Says
(抜粋)
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