スーパー業界の再編が加速しています。大手の西友やイトーヨーカドーの売却に向けた動きは今後、どうなるのでしょうか。

新年早々、突然明らかとなったのは西友の売却検討。買収に名乗りをあげるのは、ライバルスーパーの「イオン」や「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスなど。

きょう、ドンキの運営会社は記者会見で…。

PPIH 吉田直樹 社長CEO
「M&A等に関しては従来通り、私のほうからお答えすることはない。GMSをどう考えているかは全然、まだまだ道半ば」

2019年には東海地方を中心に展開する総合スーパー・ユニーも買収しているドンキ運営会社。西友を買収して、駅前などの好立地を生かした総合スーパーの新たな形を模索したい考えです。

変革を迫られている総合スーパーはほかにも…。

先月、イトーヨーカドーでは閉店セールの営業最終日を迎えていました。肉売り場には行列ができ、食品フロアは大混雑です。

現在、構造改革を進めているイトーヨーカドーは一旦、今月で閉店計画が終了し、売却に向けた手続きが進んでいます。

「営業を終了させていただきます!26年本当にありがとうございました」
「お店が閉まっちゃったから。悲しい」
「大型店舗がこの辺増えているので、どうしても有名なファストブランドの方が客足多いのは事実だった」

ネット通販も普及するこの時代。かつての総合スーパーの生き残り戦略が問われています。

西友とイトーヨーカ堂というかつての雄は、どこに売却され、どうなるのか。再編は今月にも決定する見通しです。