中国のクオンツ運用型ヘッジファンドが2024年10-12月(第4四半期)に力強い回復を見せた。記録的な資金流出や規制強化などにより昨年は厳しい1年になるとみられていた。

深圳排排網インベストメント・アンド・マネジメントがまとめたデータによれば、ロング(買い持ち)オンリーのクオンツ商品は昨年、平均で株式市場のベンチマーク指数を9.9ポイント上回る運用成績となった。10-12月期のリターンが大きく寄与した。

本土株のCSI500指数に連動する正定私募基金の商品は、同指数のパフォーマンスを50ポイント近く上回る成績となった。

昨年12月後半に国泰君安証券でこの商品の販売が開始されると、数分間で15億元(約315億円)が集まった。

中国のクオンツファンドは本土株の低迷で苦境に陥っていたが、業界が動揺する中で勝ち組の1社として24年6月に頭角を現した衍复投資は中国最大のクオンツファンドとなった。

衍复投資は同年4月以後に資産を少なくとも25%膨らませ、現在の資産規模は700億元を突破しているという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に明らかにした。

原題:China Quants Rebound on Stocks Rally as Investors Woo New Stars(抜粋)

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