JPモルガン・チェースは同行のトレーディング収入と投資銀行部門の手数料収入が1-3月(第1四半期)に10%超増加する可能性があるの見通しを示した。ウォール街は引き続き、ボラティリティーと資本市場回復の恩恵を受ける見通しだとした。

ジェン・ピープシェク最高執行責任者(COO)は11日、バンク・オブ・アメリカ(BofA)主催の会議で、JPモルガンのトレーディング収入は1-3月期に前年同期比で「2桁台前半」の増加となる可能性があり、投資銀行部門の手数料収入の増加率は「2桁台半ば」になるかもしれないと述べた。

ピープシェクCOOは、同行のトレーダーにとって過去最高の10-12月(第4四半期)となった昨年終盤の勢いが続いていると説明。投資銀行事業については、債券発行は「絶好調」を維持しており、新規株式公開(IPO)の「本格的な復活」を同行は期待していると語った。

企業の合併・買収(M&A)の回復には「なお時間を要する」が、同行としてM&Aも上向くと依然楽観していると話した。

ピープシェク氏はコマーシャル・投資銀行部門共同責任者を約1年間務めた後、先月、COOに指名された。

原題:JPMorgan Sees Trading, Investment Banking Jumps in First Quarter(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.