トランプ次期米大統領が国防長官に指名した元FOXニュースの番組司会者ピート・ヘグセス氏は、14日開かれた上院の指名承認公聴会に出席した。民主党議員から不品行疑惑など人格の問題を巡り厳しい質問を受けたものの、指名が承認される道筋が整った。

上院軍事委員会のウィッカー委員長ら共和党議員はヘグセス氏支持で結束した。アルコール乱用や性的不品行、退役軍人団体での不適切な財務管理といった疑惑についてヘグセス氏は「匿名による中傷」だとはねつけた。

公聴会に臨んだヘグセス氏

ウィッカー委員長は、大きな組織を率いた経験のないヘグセス氏を「型破り」な候補者として支持すると表明した。上院の指名承認投票では民主党議員の賛成票なしでも共和党議員4人以上が反対票を投じない限り承認が可能。

ブッシュ(子)政権とトランプ政権で国務省の上級顧問を務めたナショナル・インタレスト・センター上級研究員クリスチャン・ウィトン氏は公聴会終了後にヘグセス氏について、「彼の対応は一部の予想よりも恐らく良かったが、指名承認への人数の算術やほころびが実際に変化したわけではない」と指摘。

指名が承認される可能性が高いとしながらも、「賛成票を投じなければトランプ氏やその支持者の怒りを買う恐れがあることから、不適格な人物を支持せざるを得ない立場に追い込まれ、いら立ちを感じている共和党議員は恐らく20人はいると私はみている」と語った。

同委のリード民主党筆頭理事は公聴会後の声明で、ヘグセス氏は「自身の行動に関する質問を避け、先送りした」とし、「国防総省のような複雑な組織を運営できる人物だとわれわれを納得させることはできなかった」と述べた。

原題:Republicans Rally Behind Hegseth, Paving Path for Confirmation(抜粋)

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