中国の人工知能(AI)企業、センスタイムはシンガポールにおけるオフィスを縮小しつつあると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報だとして関係者が匿名で語ったところでは、同社はダウンタウンの一等地にあるフレーザーズ・タワーに構える広さ約1万1000平方フィート(1022平方メートル)のオフィスを離れ、もっと中心部から遠く規模もより小さい割安なオフィスに移るという。

センスタイムの動きは、バイトダンス(字節跳動)などのテック企業が中国での景気鈍化の影響を免れようと海外事業を拡大しているのとは対象的だ。

センスタイムは出資を受けていたアリババグループの後ろ盾を2023年に失い、競争が激化するAI分野で新たなライバルとの競争に苦戦している。

センスタイムは数年前、新型コロナウイルス関連規制の緩和ペースが中国よりも早いシンガポールで事業拡大を図る企業の波に加わった。21年には同社の幹部がシンガポール紙ビジネス・タイムズ(BT)に対し、AIイノベーションセンターを現地に構築すると表明し、3年以内に人員を3倍の約300人に増やす計画だと話していた。

同社のシンガポールの担当者は、コメント要請に応じなかった。

原題:Chinese AI Firm SenseTime Cuts Back on Singapore Office Space(抜粋)

--取材協力:Luz Ding.

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