タイ北部 ー 東南アジアを代表する大河・メコン川に沿って車を走らせていると、巨大なビル群が突然姿を現す。タイ、ラオス、ミャンマーの3か国が国境を接し、“世界の麻薬生産地”として名を馳せる「ゴールデン・トライアングル」だ。

「黄金の三角地帯」のラオス側はジャオ・ウェイという人物が支配する経済特区だ。表向きの華やかな開発事業の裏では、ありとあらゆる犯罪が跋扈しているという。違法薬物、オンライン詐欺、人身売買ー「犯罪被害に遭う可能性は否定できません」と、日本の外務省も警告を発している。

黄金に輝くカジノホテルを中心に、国家と犯罪組織の利権が複雑に絡み合う経済特区の内幕と、そこに潜む“恐ろしすぎる真実”が、明らかにされていく。(ブルームバーグ2024年8月19日配信)

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