(ブルームバーグ):米半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(TI)は、同業のシリコン・ラボラトリーズを約75億ドル(約1兆1700億円)で買収することで同社と合意した。家電や電力、産業機器、医療機器といった需要が定着している複数市場への関与を深める。
両社の共同声明によると、シリコン・ラボ株主は普通株1株当たり現金231ドルを受け取る。取引は2027年前半に完了すると見込まれている。
シリコン・ラボの半導体はスマートホーム機器や産業オートメーションから蓄電池、商業用照明に至るまで、幅広い製品に使用されている。同社を買収することで、アナログ半導体最大手であるテキサス・インスツルメンツは中核事業への注力姿勢を改めて示した。先週には予想を上回る強気の売上高見通しを示し、産業向け需要や自動車メーカーからの受注が回復していることを示唆した。
テキサス・インスツルメンツは世界のサプライチェーンで果たす役割が大きいことから、企業が将来の販売にどの程度の自信を持っているかを示す、経済全体を見極める一種のバロメーターとなっている。工場設備や車両のメーカーは電子部品の製造や完成品の組み立てに数カ月を要することを考慮し、半導体をかなり前倒しで発注する。
原題:Texas Instruments Strikes $7.5 Billion Deal for Silicon Labs (1)(抜粋)
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