動画共有アプリ「TikTok」のジュエリーレビューでは、 米会員制量販大手コストコホールセールが販売している140ドル(約2万2000円)のピアスがクリスマスの贈り物にお薦めの品として取り上げられている。

米誌コンシューマー・リポートは、40ドル未満のベストギフトとしてアマゾン・ベーシックの料理用ミキサーを推奨している。

このところ米国で、プライベートブランド(PB)が人気だ。安さだけでなく品質も求める消費者が、衣料品ブランド「ZARA(ザラ)」よりむしろ、ディスカウントストアを展開するターゲットで商品を求める傾向が強まっている。

ホリデーシーズンは消費者が高額商品を買うこともいとわない時期だが、以前はクリスマスプレゼントにはふさわしくないとされていた商品が選ばれている。

小売り大手が有名ブランド品より価格を抑えたPBを展開し始めた当初、品質が見劣りする商品もあったが、今はそうとは限らない。

市場調査会社NIQのデータによると、所得や世代を問わず、PBが大手ブランドの商品と同等であると答える消費者が増えている。

マッキンゼーがまとめた昨年秋の調査では、PBを購入する理由の1位は「ブランド品と同等の品質で低価格」というもので、節約のためという回答を上回った。

今年は多くの人がかつてないほど支出に厳しくなっていると答えている。23日に発表された12月の米消費者信頼感指数は3カ月ぶりの低下と、予想外の結果となった。

小売企業にとって正念場のホリデーシーズンに、PBは消費者の呼び込みに寄与している。アマゾン・ベーシックやコストコの「カークランド」のようなPBは非常に人気が高く、消費者の来店を促し、大きな収益源となっている。

小売企業と連携して消費者の購入額に応じてキャッシュバックを行うアイボッタのブライアン・リーチ最高経営責任者(CEO)はPBについて、「高級感を出すことに成功している」と述べ、「カルト的な支持もある」と指摘した。

PB人気の高まりは、来店客数を押し上げ、小売企業にとって大きな収益源となっている

原題:Store Brand Glow Up Attracts Inflation-Wary Holiday Shoppers (1)(抜粋)

--取材協力:Jade Khatib.

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