首都圏中古マンション市場は「成約件数横ばい/成約価格横ばい」の局面へ

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によると、2024年11月の首都圏中古マンションの成約価格は5,022万円(前年同月比+6.1%)となり2ケ月ぶりに上昇した。成約価格は2020年6月から2024年7月まで50ケ月連続で前年同月比プラスを継続した後、上昇と下落を繰り返す一進一退の動きとなっている。また成約件数は3,207件(前年同月比+10.6%)となり5カ月ぶりに増加した(図表1)。このように、首都圏中古マンション市場は、2024年上期までの「成約件数増加・成約価格上昇」から、足もとで「成約件数横ばい・成約価格横ばい」の局面へ移行している可能性がある。