（ブルームバーグ）：ドイツのフットウエアメーカー、ビルケンシュトック・ホールディングは高級サンダルとクロッグの販売が７－９月（第４四半期）に大幅に増加したと明らかにした。

18日の発表文によると、７－９月期の売上高は前年同期比22％増の４億5600万ユーロ（約735億円）と、市場予想を若干上回った。高価格帯製品の需要が堅調だった。同社が示した2025年度売上高見通しは市場予想と一致した。

18日の米株式市場で同社の株価は一時11％高を付けた後、２％高で通常取引を終えた。同株は23年10月の上場以来、約30％上げている。

オリバー・ライヒェルト最高経営責任者（ＣＥＯ）は同社がここ10年続く好業績を今後も維持できると投資家を説得しようとしている。そのために流行の最先端を走り続けるほか、ドイツとポルトガルの生産能力拡大や、中国やインドへなどへの進出を目指す考えだ。

ビルケンシュトックは爪先がクローズドタイプのスニーカーやブーツ、クロッグ、上履きの需要の高まりで特に恩恵を受けている。これらの商品は定番のサンダルよりも高価格のものが多い。

同社によると、７－９月期の調整後ＥＢＩＴＤＡ（利払い・税金・減価償却・償却控除前利益）は31％増の１億2500万ユーロとなった。

25年度売上高見通しは前年度比最大17％増の約21億ユーロと、市場予想と一致した。ただ24年度の増収率22％には届かない見込み。

原題：Birkenstock Sales Rise Amid Boom in Closed-Toe Sandals (2)（抜粋）

--取材協力：Subrat Patnaik.

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