日立製作所は16日、徳永俊昭副社長(57)が執行役社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格すると発表した。現在の小島啓二社長は副会長となり、東原敏昭会長は留任する。人事はいずれも2025年4月1日付。

日立の発表資料によると、徳永氏は東京大学工学部卒業後、1990年に日立入社。グループ会社の社長などを務めた後、2019年から常務に就任。21年4月には副社長となり、社長補佐としてクラウドサービスプラットフォームや金融、デジタルエンジニアリング事業などさまざまな分野を担当していた。

創業の地である茨城県日立市出身で父親も日立に勤務していたという徳永氏は同社が注力する情報技術(IT)やデジタル分野を中心にキャリアを重ねてきた。同日夕に開いた会見ではキャッシュや資本効率を重視し、資本市場との対話を密にするといった小島氏の路線を「間違いなく続けていきたい」と述べた。

(会見の内容を追加して更新します)

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