(ブルームバーグ):1年先の暮らし向き改善を見込む米家計の割合が11月に上昇し、2020年2月以来の高水準となった。ニューヨーク連銀の調査で明らかになった。
同調査によると、家計の経済状況が「いくぶん良くなる」「非常に良くなる」とした回答者の割合は約38%。悪化するとの回答は2021年5月以来の低水準に下がった。ほぼ変わらないとの回答は約42%。

同連銀は発表文で「家計の経済状況見通しは11月に大幅に改善した」と記した。
調査では、株式相場に対する見通しも明るさを増していることが示された。米株が1年後に上昇していると考える消費者の割合は1.3ポイント上昇して40.4%となった。個人所得の見通しも改善した。
消費者のインフレ期待は上昇。1年先のインフレ期待は前月の2.87%から2.97%に上昇。3年先、5年先のインフレ期待もそれぞれ上昇した。
統計の詳細は表をご覧下さい。
原題:US Households’ Views of Finances Are Brightest Since Early 2020(抜粋)
NY Fed: Inflation Expectations, Consumer Optimism Rise in Nov.(抜粋)
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