米国で最大級のプレハブ住宅コミュニティー運営会社、「イエス!コミュニティーズ(Yes! Communities)」が新規株式公開(IPO)を検討していることが、事情に詳しい関係者の話から分かった。同社はシンガポールの政府系ファンド(SWF)、GICが出資している。

コロラド州デンバーを拠点とすイエス!は、2025年の株式公開を検討しており、10億ドル(約1500億円)以上の規模となる可能性がある。非公開情報だとして複数の関係者が匿名を条件に述べた。同社は、IPOに向けゴールドマン・サックス・グループを起用しており、今後数カ月の間に他の引受業者を選定する予定だという。最終的な決定はまだ下されておらず、非公開企業であり続けることを選択する可能性もある。

イエス!の広報担当者はコメント要請にすぐには応じなかった。ゴールドマンとGICの担当者はコメントを控えた。

08年の創業に携わったスティーブン・ショーブ最高経営責任者(CEO)は、ゴールドマンによって19年の最も興味深い起業家100人の1人に選ばれている。

プレハブ住宅は、土地を賃借し住宅は所有するという賃借と所有の中間的な形態として人気が高まっている。イエス!のウェブサイトによると、同社は米国で約300のコミュニティーを運営しており、ほとんどは南西部、中西部、南東部にある。

原題:GIC-Backed Manufactured-Housing Operator Yes! Explores 2025 IPO(抜粋)

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