イスラエルによるイスラム組織ハマス幹部を標的にしたカタールへの攻撃をめぐり、アメリカのトランプ大統領がネタニヤフ首相から事前に通知されていたと報じられました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は15日、イスラエルが今月9日にイスラム組織ハマス幹部を標的にカタールを攻撃したことについて、トランプ大統領がネタニヤフ首相から実行前に報告を受けていたと伝えました。

複数のイスラエル当局者の話として報じたもので、作戦の最終段階での通知だったものの「トランプ大統領が反対すれば、攻撃は中止されていた」と話しているということです。

アメリカ政府は事前通知を認めていませんが、イスラエル側は「アメリカとの関係を守るため」に事前通知の否定を受け入れたとしています。

記者
「ネタニヤフ首相から攻撃の事前通知はありましたか?」
アメリカ トランプ大統領
「いいえ、彼はしなかった」

一方、トランプ大統領は15日、攻撃の事前通知について、改めて否定した上で、「イスラエルがカタールを攻撃することはもうないだろう」と話しました。