イスラエルが中東カタールでイスラム組織ハマスの幹部を標的に攻撃を行ったことを受け、アラブ諸国などによる緊急の首脳会議が開かれました。
カタールの首都ドーハで15日、アラブやイスラム諸国の首脳が集まって開かれた緊急の会議では、カタールのタミム首長がイスラエルの攻撃を「卑劣な裏切り行為だ」と強く非難。
さらに、人質交渉にあたっていたハマスの代表団を狙ったものだと指摘し、「イスラエルが人質の解放を求めているという主張は全くの虚偽だ」と述べました。
また、エジプトのシシ大統領も「イスラエルはあらゆるレッドラインを越えた」と述べるなど、各国の首脳から非難が相次ぎました。
共同声明では「今回の侵略行為に対し、カタールと完全に連帯して立ち向かう」と明記されましたが、制裁など、具体的な措置については盛り込まれませんでした。
イスラエルと一定の関係を保っているUAE=アラブ首長国連邦やバーレーンなどと、他の参加国との間で温度差も見られたと指摘されています。

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