米郵政公社のディジョイ総裁は、同公社が老朽化した配送トラックを交換する必要があると言及した上で、トランプ次期政権が電気自動車(EV)購入計画の中止を検討していることについて認識していなかったと語った。

同総裁は6日、ブルームバーグのニューヨーク本部でのインタビューで「車両が必要だ。10万台の車両を購入しようとしている。それが終わると、耐用年数を大幅に過ぎた別の10万台」に対処する必要があると話した。

これに先立ちロイター通信は、トランプ氏の政権移行チームが郵便配達車両の電動化に関する契約の破棄を検討していると、事情に詳しい関係者らの話として報じた。バイデン大統領が進めたEV関連の政策を撤回する取り組みの一環で、来年1月20日の新政権発足直後に発表される可能性があるという。

報道によると、政権移行チームは米郵政公社へのEVの供給に関し、米オシュコシュやフォード・モーターなどとの総額数十億ドル規模の契約を解消する方法を検討している。

ディジョイ氏は、検討内容について政権移行チームから何の連絡も受けておらず、それ以上のコメントは差し控えるとした。

原題:USPS Head Says Aging Trucks Need Upgrades as Trump Eyes EV Plans(抜粋)

--取材協力:ドーソン・チェスター.

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