(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・チェースは3日、今後2年間にわたり米フロリダ州のオーランドエリアで300人を新規採用すると発表した。南部での事業拡大の一環という。
JPモルガンは、フロリダ州中部にある25万平方フィート(2万3226平方メートル)のオフィスを改装する。同オフィスには現在、コンシューマーバンキング部門およびクレジットカード・サービス部門に属する従業員2000人余りが主に勤務している。
発表資料によると、改装により建設業で400人の雇用が創出され、地域経済への貢献は約2億8000万ドル(約419億円)に上る見込みという。
JPモルガンはフロリダ、テキサス両州でのプレゼンスを強化している。今年に入り、フロリダ州マイアミのオフィス支店を2倍の広さに拡張したほか、タンパ市内にオフィスを増設するとともに近郊のハイランドオークスにある3棟のビルの「大規模な近代化」を実施すると表明。テキサス州ではダラスとオースティンでオフィススペースを増やした。
ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、ビジネスに優しいとしてテキサス州の政策を称賛した一方、ニューヨーク市を含む他の地域については、投資を引きつけるためにさらに努力するべきだとの見解を示している。
発表資料によると、フロリダ州へのその他の投資として、オーランドとケープカナベラルに新たに13支店を開設するほか、半導体業界向けの研修プログラムに50万ドルを供与するという。
JPモルガンのフロリダ州における総従業員数は1万4200人。
原題:JPMorgan Bolsters Florida Bet With 300 New Jobs in Orlando(抜粋)
More stories like this are available on bloomberg.com
©2024 Bloomberg L.P.