男性の育休取得を阻む大きな要因は職場の雰囲気や上司。一方で、同僚や上司の育休取得が周りの取得率を上げる効果あり、ノルウェーでは育休改革により10年で取得率が30%から90%に上昇しました。
東京大学大学院の山口慎太郎教授に、世界の男性育休の研究と、取得向上を目指した実証研究について詳しく聞きました。重要なのは、当事者だけではなく、上司にも研修を実施することでした。
<出演>
▽山口慎太郎 東京大学大学院 経済学研究科 教授
東京大学大学院経済学研究科教授。内閣府・男女共同参画会議議員なども務める。1999年慶應義塾大学商学部卒業。2001年同大学大学院商学研究科修士課程修了。2006年アメリカ・ウィスコンシン大学経済学博士号(Ph.D.)取得。カナダ・マクマスター大学助教授、准教授、東京大学准教授を経て2019年より現職。専門は労働市場を分析する「労働経済学」と結婚・出産・子育てなどを経済学的手法で研究する「家族の経済学」。
▽山内あゆ TBSアナウンサー
▽赤荻歩 TBSアナウンサー