(ブルームバーグ):米コーヒーチェーン大手スターバックスは、コーヒーとオリーブオイルを組み合わせたドリンク「オリアート」の販売を終了する。メニューの肥大化を抑えることが狙い。
ブルームバーグ・ニュースが確認したメモによると、ホリデーシーズン向けドリンクの販売を開始する11月7日以降、オリアート商品は主要メニューから外される。メモは「スターバックスのオリアート飲料とトフィーナッツシロップに別れを告げる」としている。
9月9日に就任したブライアン・ニコル新最高経営責任者(CEO)は、既存店売上高が3四半期連続で減少したことを受けて、成長てこ入れを目指す方針を示している。バリスタの仕事をより容易にしサービスの迅速化を図るため、「過度に複雑な」メニューの簡素化を優先事項の一つとしている。
スターバックスは文書で、メニューを定期的に更新しており、11月前半ごろからオリアート商品の提供を終了する予定だと説明。商品ラインアップを縮小する戦略に沿った決定だとし、ニコル氏のCEO就任前に決まったものだとした。
スターバックスは2023年にオリアートドリンクの販売を開始。今年1月までに全米各地の店舗で提供するようになった。
このドリンクには、オンライン上でさまざまな反応が寄せられている。複数のバリスタやマネジャーはあまり人気がない商品だと指摘している。
原題:Starbucks Is Pulling Olive Oil Drinks to Pare ‘Complex’ Menu (1)(抜粋)
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