(ブルームバーグ):米マイクロソフト傘下のギットハブは、多くのソフトウエア開発者が使用する人工知能(AI)を用いたプログラミング支援サービスに、アルファベット傘下のグーグルおよびAIスタートアップのアンソロピックが手掛けるそれぞれのAIモデルを組み込むことで合意した。
29日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された年次の開発者カンファレンス「Universe(ユニバース)」で、ユーザーは手始めにグーグルの生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」とアンソロピックの同「Claude 3.5 Sonnet(クロード3.5ソネット)」を使用してチャットや質問ができるようになると発表した。
最終的に、これらのAIモデルはギットハブのプログラミング支援サービス「GitHub Copilot(ギットハブ・コパイロット)」の主要部分に組み込まれ、簡単な指示を幾つか出すだけでコーディングが可能になるという。
ギットハブは数年前に対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIと提携して以来、生成AIを使用したコーディングプロセスの面倒な部分の自動化を先駆けて進めてきた。
ギットハブのトーマス・ドムケ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、今後もオープンAIのAIモデルをデフォルト設定としていくが、開発者が望めばグーグルやアンソロピックのAIモデルに切り替えることが可能になると述べた。
原題:Microsoft’s GitHub Unit Cuts AI Deals With Google, Anthropic(抜粋)
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