米ヤム・ブランズとバーガーキングは自社の一部店舗でタマネギの使用を中止した。マクドナルドの店舗で発生した腸管出血性大腸菌の集団感染を受け、ファストフード業界ではサプライチェーンを点検する動きが広がっている。

ヤムは24日、ブルームバーグ・ニュースへの文書で、傘下のタコベル、ピザハット、KFCの一部店舗でフレッシュオニオンの使用を「念のため」取りやめたと説明。対象の店舗や地域、サプライヤーの名前は明らかにしていない。

同社は「食品の安全性と品質の維持に向け、今後も引き続きサプライヤーと規制当局の指針を順守していく」とした。

バーガーキングは24日、自社で使用するタマネギの一部をテイラー・ファームズが運営するコロラド州の施設から調達していると公表。テイラー・ファームズは、集団食中毒に見舞われたマクドナルドの店舗にタマネギを供給していた。

テイラー・ファームズは23日時点では大腸菌の痕跡は見つかっていないとしながらも、黄タマネギの一部をリコール(自主回収)した。

バーガーキングは、「保健当局からの連絡はなく、発症の兆候もないが、当社はこの施設から調達したホールオニオンを受け取った店舗の5%に対し直ちに廃棄するよう2日前に要請し、他の施設から入荷し直す手続きを進めている」とした。

「ジョニーロケッツ」などのレストランを所有するファット・ブランズは24日、テイラー・ファームズのフレッシュオニオン製品を全て撤去したと発表。

チポトレ・メキシカン・グリルは同日の発表資料で、テイラー・ファームズとコロラド州の同社施設からタマネギも食材も仕入れていないと指摘した。

米疾病対策センター(CDC)は22日、マクドナルドのハンバーガー「クオーターパウンダー」に入っていたスライスオニオンが原因とみられる腸管出血性大腸菌の集団感染で、数十人が体調不良を訴え、1人が死亡したと発表。これを受け、飲食業界は警戒態勢に入っている。

マクドナルドは、米国内の店舗1万3000店余りの2割程度でクオーターパウンダーの販売を中止。保健当局と協力して感染源の特定に取り組んでいる。

原題:From KFC to Burger King, Chains Pull Onions on E. Coli Risk (1)(抜粋)

--取材協力:Deena Shanker.

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