14日の中国株式相場は反発。一時マイナス圏に沈んだ後に値を戻し、中国政府による財政支援策が今のところ株価下支えには十分な内容と受け止められたことを裏付けている。

中国本土株の指標CSI300指数は1.9%高で終了。ほぼ1週間ぶりの大幅上昇となった。午前には0.5%安まで売られる場面もあったが、午後に入って一時2.4%高まで水準を切り上げた。先週は7月下旬以来最大の週間下落率を記録して取引を終えていた。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の中国デベロッパー株指数は一時4%余り上昇したが、その後は伸び悩んだ。

株価は取引開始後に不安定な値動きとなり、財政支援策を巡る楽観論が生じやすい半面、具体的な規模を見極めるまでは投資家の慎重姿勢が残ることを反映している。

藍仏安財政相らは12日の会見で不動産セクターを対象に新たな支援策を講じる方針を示し、景気を下支えするため政府借り入れの拡大も示唆。ただ、具体的な規模については言明しなかった。市場では、9月下旬に当局が打ち出した景気刺激策をきっかけとした株高基調を維持するためには、財政出動の拡大が鍵を握るとみられている。

週末前にブルームバーグが投資家やアナリストを対象に行った調査では、12日の会見で最大2兆元(約42兆円)規模の新たな財政刺激策を打ち出す可能性があると予想されていた。

 

HSBCホールディングスのジン・リウ氏らエコノミストはリポートで、「大規模な財政刺激策を示す数字は明らかにされなかったものの、財政省の会見内容は、われわれにとって上向きのサプライズとなった」と説明。「政策の転換は今後も継続する可能性が高く、リスク許容度の改善が株価と不動産市場の両方で資産効果を生み出すだろう」と見込む。

香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は一時2.7%安まで水準を切り下げたあと、0.8%高まで値を戻す場面もみられた。その後は再びマイナス圏で推移している。

原題:Chinese Stocks Overcome Early Swings to Cap Best Day in a Week(抜粋)

(株価動向を更新し、市場関係者コメントを差し替えました)

--取材協力:John Cheng.記事についてのエディターへの問い合わせ先:Shikhar Balwani sbalwani@bloomberg.netJiyeun Lee

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