今回着目するのは対話型人工知能、チャットGPTです。最近よく聞くけど、そもそも何なの?という方も多いのではないでしょうか。今なぜチャットGPTが必要なのか。導入を進める山口県内の自治体の動きを取材しました。

県や市町も活用を模索

村岡嗣政知事
「さまざまな効率化を図っていくとか、地域の課題を解決していく、それから新しいサービスを作っていくなど、さまざまことに生かしていける大いなる可能性を持っていると思っています」

今年4月、村岡知事はAI活用検討チームを設置し、県でも活用を目指す考えを示しました。

チャットGPTを県内で先駆けて導入した岩国市は1か月間検証を行い、文書作成やアイデア生成で非常に有用と判断。今月から本格導入しています。

狙いは「業務の効率化」

山口市では、7月から導入に向けた実証実験を始めました。総務課や国際交流課など、8つの課の約80人が業務の中でチャットGPTを使い、どのような活用ができるかを検討しています。最大の目的は業務の効率化です。

山口市デジタル推進課 情報システム担当 東匡志さん
「例えば文書作成に時間をかけるよりも、そういうところを時間短縮して、住民の方へのサービスに時間をあてることが大事かなと思います」

山口市ではアイデア出しや翻訳などができるチャットGPTを活用することで、文書を作る時間などを短縮できるのではと考えています。今年中に実証実験の結果をまとめ、来年の本格導入を目指しています。