山口県周南市でうそ電話詐欺の被害を未然に防いだとして16日、ネパールからの留学生に警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは徳山総合ビジネス専門学校1年のマハト・サンカルさんです。
8月18日、マハトさんがアルバイトをしている周南市内のコンビニに、男性(78)が電子マネー30万円分を購入しようと訪れました。高額だったことから不審に思ったマハトさんが従業員に相談し、うそ電話詐欺の疑いがあるとして警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
徳山総合ビジネス専門学校 マハト・サンカルさん
「買い物をしても30万円は多いと思った。1回、警察に相談したほうがいいと思いますと最初に言いました」
周南署生活安全課 丁野 悟課長
「マハトさんの行為は、異国の地で勇気のある行動だったと思うので頭が下がる思い」
県内では今年に入ってから8月末までに、108件のうそ電話詐欺被害が確認されていて、被害額は3億7000万円を超えています。