山口県からは “嫌われ者”の食材が給食に
そして今回、この決勝大会・中国四国ブロックからは山口県周防大島町の大島学校
給食センターが選ばれました。
この方こそ、自身も周防島出身で大会の献立を考案した平原みゆきさん。大島学校給食センターでは、近隣四つの小中学校、合計255食の炊飯を行っており、そのメニューを平原さんが全て考えています。
平原さん:
「献立を考えるとき、栄養バランス、地産地消をたくさん使う、旬、最近はお金のこと、食材費を考えています。物価が上がっているので・・・。煮物を苦手な子どもが多いが、食文化をつたえるのも仕事」
地元食材をメインに予選を突破した給食がこちらです。
ご飯は周防大島のサツマイモを使った金時ささげごはん。そして地元で取れた小イワシのみかん風味、はなっこりーとレンコンのひじきあえ。デザートは地元のみかん・せとみ。中でもイチオシは、ぼたんけんちょうです。
平原さん:
「周防大島ではイノシシ被害が問題に。ジビエを給食に使ったことがあまりないので・・・」
審査員からも、田畑を荒らすイノシシを郷土料理として美味しく食べるなど、子供たちの思い出に残ると思うと高評価。そもそも大会には、平原さんが勤めるエリアの栄養教諭が毎年順番に出場しており、山口県はこれまで決勝に3回出場。平原さんは3年前にも決勝まで勝ち残りましたが、惜しくも優秀賞止まり。ズバリ今回の目標は・・・
平原さん:
「優秀賞以外で・・・欲を言えば日本一」
日本一になったらどんなことが起きるかというと・・・
給食の残る量が減った、給食メニューが飲食店で提供されるなどの経済効果もあったということですよ。
栄養教諭の平原さんは今回調理師の酒井さんと2人でバッテリーを組んで決勝大会(12月11日・東京)に臨むということになります。応援していきましょう。皆さんも給食残さず食べてね