郵便配達員の不適切な点呼問題を受けて、中国運輸局山口運輸支局は1日、山口県内の3つの郵便局に対し、配送を担う軽貨物車を使用停止とする処分をしました。
中国運輸局によると、行政処分を受けたのは
▼滝部郵便局(下関市豊北町滝部)
▼高森郵便局(岩国市周東町下久原)
▼日置郵便局(長門市日置上) です。
滝部郵便局では2台・76日、高森郵便局では1台・160日、日置郵便局では1台・154日、配送を担う軽貨物車が8日から使用停止となります。
日本郵便をめぐっては、飲酒の有無などを確認する点呼が適切に行われていなかったとして、国交省は配送用のトラックなど約2500台の運送事業の許可を取り消しています。今回の処分は、配送などを担う軽貨物車でも不適切な行為があったためで、全国では、111か所の郵便局で合わせて188台が処分の対象となりました。
日本郵便は、客に迷惑をかけないよう適切な手段を講じてサービスを提供するとしていて「安全を確保する体制構築を徹底し、信頼回復に全力で取り組む」とコメントしています。
中国運輸局は、「今後も法令に基づいて、安全確保の観点から順次処分を行っていく」としています。