徳山下松港で発見された不発弾を巡る動きです。爆破処理を目指す山口県は8日、11月定例県議会の総務企画委員会で周辺の潜水調査などの具体的なスケジュールを示しました。

2025年9月、徳山下松港の海底で不発弾が見つかりました。現在も不発弾を中心とした半径300メートルの海域が航行禁止となっています。
県は2026年3月をめどに水中で不発弾を爆破処理する方針で現在、開会中の県議会におよそ8億円の関連の補正予算案を提出しています。
委員会では予算成立後に不発弾周辺で金属反応が確認された10か所の潜水調査を速やかに行い、12月中に終了すること。防護対策として、大型土のうの製作・設置を12月から2026年2月にかけて行うなどとするスケジュールが示されました。
県防災危機管理課 井上光宏課長
「早急かつ安全な不発弾処理に向けて、県ができることは最大限実施する考えであり、引き続き国や周南市、関係機関等と緊密に連携しながら、1日も早い解決に向けて取り組んで参ります」

県は潜水調査で別の不発弾が発見された場合などは、処理方法の大幅な見直しが必要となる可能性にも言及しました。













