まだ少ない福祉ネイリスト

「福祉ネイリスト」の登録者数は、全国でおよそ2500人です。このうち県内は17人にとどまり、まだまだ活動が普及しているとは言えません。そんな中、石光さんはネイリストの仕事と、福祉の学習を両立させながら、体験を含めておよそ100人に福祉ネイルをしてきました。多くの施設や人がこの活動を取り入れ、いくつになってもときめく人が増えるように。

石光さん
「高齢者や障がいのある人は美容とかネイルとか興味があっても、なかなかできないことも多いと思うんですよね。そういう時に、やりたいけど、できなかった。でも、私がこう来ることによって、できた!みたいな感じに、思っていただけるのが、すごいうれしいです。私がずっとキャッチコピーみたいにしているのが、『ときめく気持ちをいつまでも』ということなんですけども、このことを忘れないでほしいですし、ネイルをすることで、また思い出したりとか、していただけたらなと思います」

始まったばかりの、石光さんの「福祉ネイル」。施術を受けた人の爪先だけではなく、顔つきにも明るさが見えてくるように。石光さんはこれからも、精力的に取り組みます。