投資をかたる詐欺が増えています。

「投資のアドバイスをする」などのうそで、岩国市の70代の男性が現金1500万円あまりをだまし取られました。

警察によると2023年12月、岩国市の70代の男性がインターネットで、「投資のアドバイスをする」という内容の記事を見つけました。

男性がSNSで「アシスタント」を名乗る人物とメッセージのやりとりをすると、金の投資を勧められます。

話を信じた男性が指定された口座に現金1380万円を振り込むと、アプリ上で収益があるよう表示されました。

しかし、現金を引き出そうとすると、「出金には手数料が必要」などと要求され、男性はさらに金を振り込み、あわせて1547万円をだまし取られました。

男性は「アシスタント」を名乗る人物とすべてSNSのメッセージでやりとりをしていて、電話をしたり直接会ったりすることはなかったということです。

県内では今年に入ってSNSを悪用した投資詐欺の被害が目立っています。

3月19日までに確認された被害は15件、被害額は1億6475万円に上っていて、県警が注意を呼びかけています。