■ 対応と防止対策
高齢者の虐待に関する県などへの相談・通報の件数は321件と、前の年度より増加しており、警察やケアマネージャーなども通報するという機会が増えています。
市町村は、虐待を受けた高齢者を虐待した人から引き離す措置を65人に対して実施したこともわかりました。分離の手段は、「他の住宅に移る」という対応が多いということです。
高齢者虐待の防止に向けた取り組みとして、介護施設の職員や市町村の職員を対象とした研修会の実施、専門職の派遣による支援、そして虐待を防止するためのパンフレット作成・配布といった啓発活動が強化されています。
県民に対し、高齢者虐待の危険サインを周知し、周囲の「気づき」を促す取り組みも進められています。







