2024年度の山形県における高齢者虐待に関するデータが、16日に公表されました。これによると、家庭内での虐待件数は減少しましたが、虐待のうちおよそ4割が、息子からという衝撃的なデータもみられます。

■ 高齢者虐待の概要

「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」が施行された平成18年度以降、山形県では高齢者虐待の状況を毎年公表しています。

山形県内の2024年度の高齢者虐待件数は、介護施設などでの虐待が前年度と同じとなる5件、家庭内での養護者による虐待が155件でした。家庭内での虐待は前年度より12件減少しましたが、件数は未だ多いと言える水準だということです。

虐待を種類別で見ると、家庭内と施設を問わず身体的虐待が最も多く、特に家庭内ではおよそ70%を占めています。