有権者にどう説明し、理解を得ていくのか…
総会では野上・田畑両議員におけるキックバック不記載の内容や経緯が幹部から伝えられたほか、両議員が自ら説明する場を設けることなども報告されました。

一方、県議会の与党・野党からはさらなる説明や責任を問う声が…。
公明党 佐藤則寿 県議:
「派閥を持った体制については我が党では理解をしかねるところは当然ある。そういった意味からも自民党独自の対応をしっかりやってもらいたい。ともに県民・国民のために働いていく、そういった決意に立ってまた一からスタートしていただきたい」

立憲民主党 岡﨑信也 県議:「なんで裏金を作っていたのか、そこを国民も知りたい。どういうお金なのかわからない、政治資金規正法にもちろん違反しているし、金銭感覚からしても非常に怒りの声が挙がっています」

日本共産党 火爪弘子 県議:
「謝れば済むという問題ではない。自民党みんながやっているから、自分たちも疑問を感じずにやっていたということ自身が政治家としての資質が問われる問題」

各方面から厳しい声が上がるも野上・田畑両議員は県民に説明責任を果たす前提で今後も議員を続ける考えを示しています。ただ、野上議員は自民県連会長の続投については「関係者と協議をしていきたい」としています。

このことについて自民党県連幹事長は…。
自民党富山県連幹事長 宮本光明 県議:「党の役職停止の問題や今後の処理の問題とか処分の話も派閥内で出ていると認識している。そこと並行しながら議員や支援者の方々とのご意見を聞くことがこれからの重要な作業になってくる」

現職議員や派閥の会計責任者が相次いで立件された政治とカネを巡る事件。有権者にどう説明し、理解を得るのか今後の対応に注目が集まっています。