休憩中の学生に声をかける人事担当者も・・・

企業の人事担当者:「いまの現状は他企業さんとの理系学生の奪い合いというところが一番大きいかなと。ローカルな企業なので県外の学生が来にくいのもありますし、富山県にいる学生も都会に出ていっちゃうところがやはり課題で」

一方、地元富山での就職を考える東京の学生は都会と地方で企業側のアプローチが異なると感じています。

学生(都内の大学):「向こうは慌ただしいですよね。人が多いこともあるんですけど。ただ、まあそれが影響して色んな情報が回ってくることもあるのでそういったところは向こうの良さでもあるのかな、情報の回転が速いというか」

また、今回の説明会は学生側が興味のある企業のブースを訪れる形式ですが中には待機所で休憩している学生に声を掛ける人事担当者の姿も見られます。

企業の人事担当者:「ぜひあちらのブースに来てください」

若い人材の確保へ企業側も積極的です。

企業の人事担当者:「従業員がいま50人ぐらいですけど5年後には倍にしたいと考えています。仕事としても断っている状況なので、取りこぼしのないようとっていきたい」

いまの時期はUターンの学生の取り込みが難しく、実質、県内の学生の取り合いとなっている県内企業の現状。人事担当者は当面、売り手市場が続くのではとみています。