富山大空襲の体験談などを伝える朗読劇が、ことしも行われました。この朗読劇は始まって30年以上が経ち、戦争の悲惨さは母から子どもへと語り継がれています。
朗読:「様々なものが焼け焦げるいやなにおいが鼻をつきました」
12日、戦争の悲劇を伝えようと、毎年、終戦日の近くに開かれる朗読劇にことしも小学生が出演しました。

中林琴音さん:「防空壕は危ない。防空壕に入ったために死んだ人がたくさん出たようですよ」

富山市の堀川南小学6年、中林琴音さんです。終戦の2週間前に実行された富山大空襲。富山の街はB‐29の大群が投下したおよそ52万発の焼夷弾により火の海と化し、およそ3000人が犠牲となりました。

小学6年生 中林琴音さん:「台本に小さい赤ちゃんとかがすぐに死んじゃって、しかもあんな死に方で…って思った時に、戦争の本当の怖さを知りました」
