生徒の記憶には残るけど、自分の子どもたちには…
そして、夫は自宅でくも膜下出血を発症。病院に運ばれましたが、翌月に死亡しました。

亡くなった男性教諭の妻:「入院しているときも、(生徒)皆さんお見舞いに来てくださいましたし、葬儀には会場に入りきらないくらいたくさんの在校生とか卒業生がいらっしゃってくれまして、改めて慕われていたのは感じた。だから逆に生徒さんの記憶には残るけども、家族の子どもたちの記憶には全く残らないんですよね」

夫が亡くなったとき、妻は妊娠6か月。夫は妻のほかに、当時2歳の娘と、妻のお腹にいた息子を置いて、この世を去ってしまうことになったのです。

亡くなった男性教諭の妻:「2人目の子どもが生まれる前に亡くなってしまったので、家族4人で揃った写真がないんですよ。なので似顔絵を描く方に、家族4人一緒のやつを描いていただいて、でもそれが家族の写真になってしまったっていうのがつらいですね」
