どの窓ガラスを割れば…五十嵐さんの判断は

五十嵐さんは“とっさの判断”で、店の備品だった金づちとプラスドライバーを手に取ります。そして、車に駆け寄り、運転席の窓ガラスを割りました。

当時の五十嵐央也さん:
「ここ(運転席の窓ガラス)に金づちをあてて割りました。最初にヒビが入ったのでそこから割って、なかに手を伸ばして、ドアの鍵を解除しました」

男の子は運転席の後ろの後部座席にいました。運転席の窓ガラスを割ったのは、飛び散ったガラスが男の子に当たらないようにしたためだといいます。

当時の五十嵐央也さん:
「命を救えたと言われると、いいことしたのかなと。大きいことしたのかなと思いますね。こういう形で地域に還元じゃないですけど、地域の役に立てている。それがまたよかったのかなと思います」