特別な酒のラベルに素敵なフォントを・・・

坂本さんが酒のラベルのデザインを託したのは、「とやまふぉんと」を手掛けたデザイナー、山口久美さんです。

アイアンオー 山口久美子さん:
「商品名にsonomama、AS IT ISもあがっていたと思いますが、やればやるほどsonomamaがいいなっていうふうに実は思っていて。読みやすいのと意味合いがすごく伝わりやすいっていうので」

魚津酒造 坂本克己さん:
「お酒の中身としても『そのまま』、お二人の作っていただいた刺し子の文字も『そのまま』。そこは強く推していきたいというか、ひとつの宣伝文句になっていくのかな」

坂本さんがこの特別な酒のために選んだのは「等外米」と呼ばれる米です。粒が不揃いだったり精米所で余ったりした米です。

魚津酒造 坂本克己さん:
「余っていったものを全部集めて捨てないようにという形で。環境にも人にも優しく、何かいいものができるんじゃないかなと思い使おうと思いました」

しかし、一般的に酒造りには使われないため、セオリー通りの仕込みでは通用しません。

魚津酒造 坂本克己さん:
「等外米に関してはいろんな種類が混ざっていて、こうなるよっていうのがないんですよね。なので、どこまで水吸わせようっていうのがないので、どうなるかなって感じで。面白い反面、不安も半分、ドキドキ半分って感じで」

「とやまふぉんと」の基になった文字や絵を描いた事業所「花椿かがやき」を坂本さんたちが訪れました。

魚津酒造 坂本克己さん:
「みなさんの力を借りて、素敵なラベルに仕上げたいと思っています。きょうはよろしくお願いします」

山口久美子さん:「米粒どんな大きさでもいいです。1人3粒描こうかな、3粒」