実の娘に性的暴行を加え、懲役8年の実刑判決を受けた父親が29日、名古屋高裁金沢支部に控訴しました。
判決によりますと黒部市の無職・大門広治被告は9年前、当時高校生だった娘の福山里帆さんに対し、抵抗できない状態と知りながら性的暴行を加えたとされています。

無罪を主張していた大門被告に対し、富山地裁は10月21日、「自己の性欲を満たすため、被害者の人格を無視して敢行された卑劣かつ悪質性の高い犯行」だとして、求刑通り懲役8年の実刑判決を言い渡しました。


富山地裁によりますと、29日付けで大門被告の弁護人から控訴状が提出されたということです。

被告側の控訴を受けて、娘の福山里帆さんは先ほど、次のようなコメントを出しました。
「裁判所の判決ですら、父の心には届きませんでした。残念ではありますが、私は最後まで、真実のために、そして今も苦しむすべての家庭内性被害者のために戦い抜きます。どうか、皆様のご声援を引き続きお願いいたします」










