みんなでつながるラベルに・・・

山口さんは、事業所のみんながラベルに参加できればと米つぶを描いてもらうことにしました。

フォントの使用は無料のため、魚津酒造では、「イラスト協力」として売り上げの一部を事業所に還元したいとしています。

山口さんたち:(もみの絵見て)「これまたすごいね」

魚津酒造 坂本克己さん:「個性的すぎて、僕が造った酒が負けちゃっているかもしれない」

花椿かがやき 坂田佳永子さん:「社会の中で働いているいろんな業種の方と関わり持つことができて、すごく刺激になってみんなテンションが高い。つながりが広がったよね、そういうのがうれしいねって話しています」

みんな:「おいしいお酒になーれ」

この日、いよいよ「等外米」で仕込んだ酒の出来栄えを確認します。

魚津酒造 坂本克己さん:
「味もしっかりあってキレもいいですし」

種類がバラバラの「等外米」のお酒がどう仕上がるのか、初めての挑戦に不安もありましたが、これまでの経験を注ぎ込み完成させました。

魚津酒造 坂本克己さん:
「あまり自分の酒、僕は基本的に褒めないんですね、でも、これはかなり満足しています」

そして、坂本さんの挑戦のきっかけとなったラベルも完成しました。

商品名「sonomama」は「トトふぉんと」の小文字で。事業所のみんなが描いた個性豊かな米つぶが「そのまま」添えられました。

魚津酒造 坂本克己さん:
「ラベルを手にとってみて、うれしいなと心の底から思ったのは、僕もこの業界に20年ぐらいいますけど初めて。一粒一粒の中にあの時のみなさんの顔が思い出されるような感じで。寄り添えるような、優しい気持ちになっていただけるような、柔らかい感じのお酒に仕上げたつもりではいるので、お好きな時にお好きなように楽しんでいただいて、みなさんの評価をお聞きしたいなというか」

いろんな人の思いが詰まった日本酒「sonomama」は、14日から富山県内各地の酒販店で販売されています。

魚津酒造は「sonomama」を息の長い商品として大切に育てていきたいとしています。