富山県議会議員選挙は旧統一教会と政治家の深いつながりが浮上して以来、初めての大きな選挙です。国民に広がった政治不信を払拭するためにも過去にどんなことがあったのか改めて検証する必要があります。これまで50回以上にわたって県内で選挙応援を行ってきた信者が内情を明かしました。

信者:
「政治というものをもってしないと、この私たちの理想というものは実現すること自体は難しいです。そうやって結局天国を、理想を実現したい」

こう語るのは、旧統一教会の信者で富山市に住む50代の男性です。県議選や市議選のほか国政選挙や県知事など50回以上にわたり選挙応援を行ってきました。3年前の県知事選では、新田候補を応援したと言います。

信者:
「県知事選ですか。もうとにかく私の知人と友人、声かけまくりましたね。とにかく応援してくれないかと。そのように声をかけまくりましたし、あとは電話かけもしましたよ。時間のある限り」

選挙応援では知人への投票依頼や選挙事務所からの電話かけ、後援会の名簿集めに協力してきました。3年前の県知事選のように接戦であればあるほど、応援する信者のモチベーションも上がると言います。

信者:
「石井知事が当選しない可能性ってありました?当時。そんなの当選するってわかりきった、当選するってわかりきった話だから。そんなの信者の方からしたら熱量が違う。そりゃ。もう絶対に当選だっていうふうに言われる人に対しての熱と、いや、これ(当選ライン)すれすれだっていう時の熱と全然それは熱が違います」