15日夕方、富山県魚津市で小屋などが焼ける火事が相次ぎました。現場周辺ではほかにも枯れ草などが焦げているのが見つかっていて、警察は不審火の可能性が高いとみて調べています。

記者:
「午前9時半、警察と消防による実況見分が行われています。付近にはこのほかに焼けた古い畳が見つかっているということです」
現場を入念に調べる捜査員。
民家の横にあった小屋は跡形もなくなっています。15日午後5時ごろ魚津市本江にある小屋から出火し、火はおよそ25分後に消し止められましたが全焼です。

近所の人:
「野火してるのかと思って。ちょっと赤い火が見えたから何か燃やしてるのかなって感じ」

火事があった小屋は、74歳の女性が所有する空き家の敷地内にあり、けが人はいませんでした。

さらに同じ時間帯には、小屋から50メートルほど離れた場所で廃棄されていた畳が焼けているのが確認されたほか、チューリップテレビの取材で、小屋の周辺、少なくとも2か所で枯れ草や廃材が焦げていることが分かりました。閑静な住宅街での火事に住民は…。

近所の人:
「びっくりしましたよ。何か所も燃えた跡があるというから。怖いなと思って。(家の)裏見たら火がボーボーと燃えていたので。風がなかったからね、きょうみたいに風があったら大変なことになってたやろうね」
さらに…。
記者:
「出火した小屋から西におよそ400メートル離れたこちらの木の根元、黒く焼け焦げているのが分かります。さらに奥の木も同様に焼け焦げています」
木の所有者の女性:
「そんな高くもない火だったけどバケツでリレーしてバケツで消せる範囲だったから」
小屋から国道8号をはさんだ魚津市相木でも、道路沿いに植えられた木が2本が焼ける火事がありました。

木の所有者の女性:
「本当に気持ち悪いというか。変な話、去年も木の下燃えてたことがあったんですよ。それからまた今回。何か恨まれてるんかなって」

比較的近い場所で、同じ時間帯に相次いだ火事、現場ではこんな目撃情報があります。

近所の人:
「1人男の人上からおりてこられて(火災現場)を見ておられて、しばらく見てまた行かれたから。やせた人やったから、おかしいなと思って。慌てもしてないし何してるんかなと」

警察は、これらの火事の関連を調べるとともに不審火の可能性が高いとみて調べを進めています。











