富山県警への110番通報のうち、間違いや無言電話など無効となった通報が去年、1万2220件にのぼり全体の2割を占めました。スマートフォンの誤操作が主な原因で、県警は設定の変更などの対策を呼びかけています。

富山県警のまとめによりますと、去年1年間に受理した110番通報は5万7568件で、このうち間違いや無言電話など無効の通報が前の年から4500件以上増えて1万2220件となり、全体の2割を占めました。

県警によりますと、これはおととし秋に発売した「アンドロイド」を搭載したスマートフォンで電源ボタンを5回以上連続で押すと110番通報される設定が主な原因とみられ、ポケットに入れている時など、意図せず通報してしまうケースが急増しているとみられます。

無効の通報は先週も平均して毎日30件近くあったということで、県警は緊急の通報に影響が出るおそれがあるため、スマートフォンの設定を見直すなど誤操作の防止に協力を呼びかけています。