ホタルイカ漁が解禁されて1週間。きょう7日の水揚げはたった7匹と、漁が解禁されてから過去最低の水揚げを記録しました。ホタルイカの街、滑川市の漁業関係者は「あまりにひどい。商売にならない」と頭をかかえています。

3月1日から解禁されたホタルイカ漁。「すべらない街」をキャッチフレーズにホタルイカを全面にデザインしたポスターを作る“ホタルイカの街”滑川市では、記録的な不漁が続いています。

初日はたった59匹の水揚げ

初日の3月1日は59匹で0.5キロ。浜値は1匹186円で店では1匹300円で売られていました。

2日は3キロ獲れて今後に期待が高まりましたが…
3日は1.8キロに減少
4日は18匹
5日は15匹
6日は0.6キロで、浜値が1匹350円から400円ほどでした。

そして、きょう…。

7日は7匹でした。

初日は59匹、7日目は7匹

ホタルイカ1匹を10グラムとすると1週間合わせてもおよそ6.4キロにしかなりません。

滑川市によりますと、去年は解禁から1週間で5000キロの水揚げがあり、おととしは1週間で6000キロだったといいます。1000分の1しか獲れていない計算です。

滑川市の漁業関係者は「あまりにひどい。これでは商売にならない」と頭をかかえ、「いつか大漁がくるはずだから期待するしかない」としています。

解禁初日は、ホタルイカの代わりに大量のスルメイカが網にかかっていました。

初日はスルメイカだらけ

きょうは「何もかかっていなかった」といいます。

例年ならば大量のホタルイカが水揚げされるはずなのですが…。

例年ならば大量のホタルイカが並ぶはずが…

また、滑川市の観光課は、「開始1週間でこれだけ獲れなかったことはない」と肩を落とし、「4月の最盛期に向けて期待するしかない」と話していました。

記録的な不漁が続くホタルイカ漁、今後、状況が好転してほしいと期待が高まります。