卒業式のマスクの着用について、富山県は校歌斉唱などを除き原則不要とした上で、各校の判断に委ねています。マスクが当たり前だった3年間、高校生活最後の日に笑顔は見られたのでしょうか?

このうち高岡第一高校では、卒業生215人が新たな門出を祝いました。この高校ではマスクの着用は「個人の判断」としていましたが、ほとんどの生徒がマスク着用で出席しました。

ことしの卒業生は入学時から新型コロナの影響を受け、入学式が6月に延期されるなど不自由な学生生活を余儀なくされた学年です。式では卒業生を代表して最上ひかるさんが答辞を述べました。

最上ひかるさん(答辞):
「鎖がかけられた生活の中で、時にはどうして私たちばっかりと不満をぶつけてしまうこともありました。私たちは自分たちのできる最大限の楽しみを求め、学び、広げていったように思います」

国歌や校歌の斉唱については、大学の後期試験を控える生徒もいることから、感染拡大防止のためことしも自粛となりました。